ご祝儀・香典で避ける金額|2万円・4万円・9万円の正しい考え方
4は『死』、9は『苦』を連想するため、ご祝儀・香典とも避けるのが無難です。一方、偶数をすべて禁止する規則はなく、婚礼の2万円や香典の2千円・2万円は選ばれる場合があります。数字だけでなく、関係性と実際の調査相場で判断します。
執筆・確認:つつむナビ編集部 公開日 2026.08.03 最終更新日 2026.08.094・9は慶事でも弔事でも避ける
4万円・4千円は『死』、9万円・9千円は『苦』を連想させるとして避ける慣習があります。これは税法や法律上の禁止ではありませんが、受け取る側を迷わせないため別の金額を選ぶのが無難です。
結婚祝いは3万円・5万円、香典は5千円・1万円など、相手との関係について調査例の多い金額から選びます。縁起だけを優先して生活に無理な金額へ増やす必要はありません。
婚礼は奇数が基本、ただし例外もある
全日本冠婚葬祭互助協会は、婚礼で陽数(奇数)を用い、9だけは『苦』に通じるため避ける習俗を紹介しています。実際の令和5年度調査でも、友人の83%が3万円でした。
ただし、8は末広がり、10万円はまとまりのある高額祝いとして扱われるなど、偶数なら全て失礼という単純なルールではありません。親族の高額祝いは家族内の慣習も確認します。
2万円は必ずしも禁止ではない
2万円を『一対』と捉える考え方や、経済状況に応じて選ぶ例があります。欠席時は1万円前後が多いため、2万円が適するかは、出席・欠席、過去の贈答、本人との関係を含めて判断します。
1万円札1枚と5千円札2枚で紙幣を3枚にする方法は広く紹介されますが、紙幣枚数で金額の意味が必ず変わる公的規則はありません。相手や地域が気にする場合の配慮の一つと考えます。
香典は『偶数すべて不可』ではない
全日本冠婚葬祭互助協会のお葬式マナーでは偶数を避ける考え方を示しつつ、2千円・2万円は差し支えないと案内しています。香典の1万円も一般的な選択肢です。
同協会の調査では、親戚以外の職場・友人・近隣などは5千円が最多回答となる関係が多く見られます。まず故人との関係と地域の慣習を確認し、数字の語呂だけで判断しません。
新札・紙幣の状態
ご祝儀は事前に準備した新札を使うのが一般的です。香典は新札を避ける慣習がありますが、汚れや破れのある紙幣を使う必要はありません。新札しかない場合は一度折り目を付ける方法もあります。
紙幣の向き、中袋の金額、住所・氏名をそろえ、受付や遺族が記録しやすい状態にすることが、語呂合わせ以上に実務的な配慮です。
迷ったときの判断順
礼儀は相手への配慮のためにあります。単一の数字だけを絶対視せず、香典辞退、会費制など主催者・遺族の明示された意向を最優先してください。
- ご祝儀か香典かを分ける
- 出席・欠席、故人との関係を確認する
- 最新調査の最多回答額を基準にする
- 4・9を避ける
- 過去に相手から受けた金額と地域・家族の慣習を確認する
- 家計を圧迫する増額はしない
参考資料
最終更新時に内容の確認に利用した主な公開資料です。