退職祝いはいくら?上司・同僚への金額、連名、のしと贈る時期

退職祝いに法律上の全国統一額はありません。郵便局の公式ギフト案内では、同僚は3千〜5千円、お世話になった人・上司は5千〜1万円程度が一つの目安です。最初に会社の慶弔規程と過去例を確認し、退職理由、本人の希望、地域・職場の慣習に合わせます。

執筆・確認:つつむナビ編集部 公開日 2026.08.29 最終更新日 2026.08.29

先に結論:関係と贈り方を分ける

個人で同僚へ贈るなら3千〜5千円、お世話になった上司へ贈るなら5千〜1万円程度を出発点にします。これは日本郵便の公式ギフト記事が紹介する目安で、義務や全国一律のルールではありません。

職場連名は一人あたりの額を先に固定せず、総額、参加人数、本人の持ち帰り負担から決めます。会社の慶弔金、送別会費、花束、個人の贈り物が重なって高額にならないよう整理します。

金額の判断表

次の範囲は検索結果だけで決定するための正解表ではなく、職場で相談を始めるための目安です。過去に同じ部署で贈った記録があれば優先します。

  • 同僚へ個人で:3千〜5千円。普段の関係と相手の負担を確認
  • 上司・特にお世話になった人へ個人で:5千〜1万円。現金を避ける職場なら品物を選ぶ
  • 部署連名:総額5千〜2万円程度から、人数と社内例に合わせる
  • 取引先担当者へ:会社の贈答・コンプライアンス規程を確認し、個人判断で高額品を贈らない

計算例:10人の部署で連名

10人が任意で一人1,000円ずつ出すと総額1万円です。そこから8千円の本人希望品と2千円の花を用意する、または1万円のギフトを贈るなど、先に総額を共有します。

管理職だけ2倍、若手も一律3千円など、役職に応じた強制集金は避けます。送別会費を別に集める場合は、参加しない人も含めて二重負担にならない方法を示してください。

まず退職理由を確認する

定年、転職、独立、結婚など前向きな節目なら、相手の新生活に合う品を選びやすくなります。一方、病気、介護、契約終了、会社都合など、本人が事情を公表していない退職もあります。

理由を詮索したり『新天地でも頑張って』と決めつけたりせず、迷う場合は『これまでありがとうございました』という感謝を中心にします。取引先の担当者へは、日本郵便の公式案内も、事情によって派手なお祝いを避け『お世話になったお礼』として贈る考え方を紹介しています。

のしは御礼が使いやすい

定年退職など明確なお祝いなら、紅白蝶結びののし紙に『御退職御祝』『御退任御祝』を使えます。事情を限定したくない場合や感謝を中心にしたい場合は『御礼』が使いやすい表書きです。

結婚退職を本人が公表していないのに『寿』と書くなど、退職理由を外から決めつけません。部署連名は下段を『○○部一同』とし、参加者の氏名一覧を添えると本人がお礼先を確認しやすくなります。

目上の人には避ける品を確認

郵便局の公式ギフト案内は、目上の人への贈答で、下着など生活苦を連想させる品、靴・靴下など踏みつけて使う品を避ける一般的なマナーを紹介しています。ハンカチなど別れを連想すると気にする人もいます。

ただし全国一律の禁止品ではありません。本人から具体的な希望があれば意向を優先し、酒類、食品、香りの強い品は体調・宗教・アレルギーも確認します。大きな花束や重い品は退職日の持ち帰り負担になります。

贈る時期と渡し方

最終出勤日の送別会や挨拶の場で渡すのが分かりやすい一方、当日は荷物や手続が多くなります。大きな品は事前に希望住所と受取日を確認して配送し、当日は目録やメッセージカードだけを渡す方法があります。

退職発表前に贈ると本人や会社を困らせることがあります。正式な社内案内後に担当者を決め、休暇消化で最終出勤日と退職日が違う場合は本人の予定を確認します。

現金を送るなら現金書留

遠方の人へ現金を郵送する場合、日本郵便は現金書留の利用を案内しています。普通郵便、レターパック、ゆうパックへ現金を入れません。

祝儀袋と短い手紙を現金封筒へ入れ、郵便局窓口から送ります。ただし、目上の人への現金を避ける職場慣習もあるため、本人の希望や過去例を確認してから選びます。

よくある失敗

退職祝いは金額より、本人が気持ちよく区切りを迎えられることを優先します。

  • 退職理由を本人の了承なく共有する
  • 会社の慶弔金を確認せず同じ趣旨の集金を重ねる
  • 参加を事実上強制する
  • 送別会費と贈答費の内訳を示さない
  • 持ち帰れない大きな品を最終日に渡す
  • 病気や会社都合の退職へ派手な表書きを使う
  • 全国一律の相場だとして金額を押し付ける

手配前のチェック

金額や表書きは法律上の全国統一ルールではなく、会社、地域、関係性で異なります。迷ったときは本人へ直接聞くのではなく、まず総務・幹事・過去の社内記録で確認します。

  • 正式な退職発表後である
  • 会社・組合の慶弔規程を確認した
  • 退職理由を必要以上に詮索していない
  • 参加は任意で、金額と使途を共有した
  • 本人の希望・アレルギー・持ち帰り方法を確認した
  • 『御退職御祝』か『御礼』かを事情に合わせた

参考資料

最終更新時に内容の確認に利用した主な公開資料です。

掲載内容は一般的な目安です。地域・宗教・ご家族の慣習もご確認ください。

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